はいー、本日もちゃちゃっと参りましょう、天使たちの国境第三回。とはいえ今回も回想シーンな上に、目新しい描写はなし(汗)。
あらすじ:内海と夜の見張り中に実験開始直後の記憶を回想している谷沢。内海と合流して、仲間を集める事にした二人は――。 谷沢「……もちろんこの状況が怖くないってわけじゃないよ。ほら、あの教室であのおっさんが言ってたじゃん」 『ほかのみんなはもうやる気になってるぞ~。な~? おまいら~?』 谷沢「あの時のみんなの顔、怖かった……。でも一方で本当にクラスの誰かが誰かを殺そうとしたりするだろうかってまだ思ってるんだ。友美子と雪子のことだって……」 それは昨日の朝のこと。女子二人が山頂の展望台から「これ」の中止を呼び掛けたのだ。 友美子「みんなー、戦うのはやめてー! ここまで来てー! みんな戦いたくなんかないはずよー」 谷沢「知里! あの声、どこから」 松井「山の上だよ、あれは……友美子と雪――」 一同「え……? 友美子!! 雪子!! きゃ-!!」 内海「……政府のサクラがやったのかもってこと? 見付からないよう兵士を配置して?」 谷沢「うん……」 内海「でも赤松君と新井田君のことがあったわ」 分校に戻ったあたしたちは、また死体を見ることになった。遠目には確認できなかったが、二人とも体に矢が刺さっていたと、最初に声をかけた中川有香に聞いた。直前に走り去った新井田和志が何か弓のようなものを持っていて――。 内海「赤松君は一番に出発したのに戻って来た……。その理由はあたしたちと同じだったと思う? だとしたら真弓が殺されていたわけは?」 谷沢「戻って来た赤松君と天堂さんが鉢合わせしたってことは!? ほら、赤松君ってすっごく気が小さいっていうか……慌てて引き金を引いた可能性はない!?」 内海「結局引き金を引いたのなら同じことよ……。そして理由はどうあれ恐らく新井田君が赤松君を殺した。それに――……」 谷沢「……」 谷沢「(それに、「祐子が言ってた七原君の事」……かな……)」 その状況もあって、あたしたちは女子に限定して声をかけることに決めた。 間の男子は飛ばして、有香に、野田聡美、松井知里――。だが、次の南佳織はあたしたちを見て逃げ出してしまった。無理もない、このゲームでは二人以上でいるからといって敵意がないことの証明にはならない。次の瞬間、一方が裏切るかもしれない。あるいは双方が――。 そして最後に出てきた矢作好美にはあたしたちは声をかけなかった。彼女は相馬光子率いる不良グループの一人である。ただそれだけの理由で。 谷沢「ここってやっぱ目立つんじゃないかなー。また誰か来そうな気がする」 内海「でも少なくとも誰かが近付いてきたらわかるわ」 谷沢「そりゃあ、そうだけど……」 内海「――国家、みたいだね」 谷沢「国家?」 内海「そう。あたしたち、ここに立て篭もって、誰を入れるか、それとも、誰を排除するか選んでる。ううん」 内海「立て篭もる前にもう、矢作さんを排除した……!」 このゲームでは6時間ごとに誰が死んだかのアナウンスがある。 矢作好美は昨日正午の放送で早々にその死を告げられていた――。 というわけで、004に続く。
by wishstar1208
| 2011-11-03 00:05
| 天使たちの国境
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