カテゴリ:天使たちの国境( 19 )

見てわかる天使たちの国境 012(final)

というわけでここまでお疲れ様でした! YCで今年上半期に連載されまして、BR公式外伝物語”天使たちの国境 第一シーズン”のダイジェストですが、012回となるこの記事にて終了となります。最後は短い上に原作では御存知の内容だけですが、宜しければどうぞ。

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野田「あなたは……」

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榊「ひ……ひっ」
野田「あなた達は違うわね……? ね? ね……」

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谷沢「ハァッ ハァッ ハァッ ハァッ ハ……ッ」

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ねぇ幸枝

あたしたち、希望を共有しよう

ね……?
 


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バトル・ロワイアル 天使たちの国境 episode.1/完
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by wishstar1208 | 2011-11-14 23:55 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 011

残すは僅か2話となりました天使たちの国境、今回は実質上の最終回と言えるかもしれませんが、谷沢さん最大最後の見せ場となっております。”希望の共有”がテーマの第一シーズン、帰結する場所はいかに。それではどうぞ~!

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内海「それからしばらくして、お父さんがあたしに携帯を買ってきたの」
谷沢「……携帯? 携帯電話?」
内海「うん……。もし何かあったら父さんが出来るだけのことをするって。だからすぐに連絡してこいって。だけど、あたしは……」

内海「ばかばかしい……!!」

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内海「お父さんの大好きな国家が娘を差し出せっていうんなら差し出せばいいじゃない!! お望みなら望んで死んでやるわよ!!」

内海「……って……! もちろん……」

幸枝が……

内海「もちろん今、その電話があったってどうにもならないと思う……!」

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普段冷静で礼儀正しい幸枝が――。

内海「そもそも電話なんて通じなくなってるし……。けど、あたし――あたしそのあともお父さんとずっとぎくしゃくしてて、ちゃんと話すこともなくて……!」

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内海「あたし……どうしてお父さんにあんなこと言ったんだろう……。お父さんはお父さんなりにあたしのこと心配してくれていたのに……。もう会えないのに……どうしてあんなこと言ったんだろう。あたし、お父さんに謝りたいよ……。一人娘にあんなふうに言われてお父さん……どんな気持ちだったろう……。う……!」

神様――。あたしの好きな人は家族想いのとっても優しい人です。

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その人が泣いてます。

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誓います。

あたしは今、”そんな”気持ちなんかじゃないんです。

ただ元気づけたいだけなんです。

あたしにとって、大切な人を。


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愛しい人を――。


谷沢「幸枝! 今年は全中出よう!」

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内海「全中……? 全国大会? バレーの?」

ああ――なんでこの程度のことしか言えないんだろう。

谷沢「そうだよ! 部のみんなと一緒にだよ!! あきらめちゃだめだよ!! まだ何か可能性があるかもしれない!! 何かの事情で中止になるかもしれない!! 七原君が何か考えを持ってるかもしれない!!」

谷沢「とにかくあきらめちゃったらその時点で負けだよ! バレーの試合と一緒だよ! セットも得点もストレートで持ってかれてもマッチポイント。こっちは1点もとれてない……でも負けたと思うべきじゃない!! 絶対に……!!」

だからこれが、あたしの精一杯だ。

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谷沢「”希望を共有しよう”!!」

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谷沢「ね!? 幸枝…!!」
内海「……うん……。ありがとう、はるか……」

「ありがとう……」

というわけで次回、天使たちの国境ダイジェスト、最終回で御座います。短い上に原作そのままなぞってるだけの蛇足部分ですが、宜しければそちらもお付き合い下さい^^;
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by wishstar1208 | 2011-11-14 00:03 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 010

はいー。天使たちの国境ダイジェストシリーズ、いよいよYC版最終回分突入となりました。このままがつっと3話(012話)で終了致します。前回は遂に野田がウージーを手にして近付いて参りました運命の時、今回は毎度遡りまして深夜のガールズトーク(?)からで御座います。

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内海「…… ……か はるかっ」
谷沢「え……? 何?」
内海「だからっ、下のみんなはどうしてるかって」
谷沢「ああ……えーと……今、知里が下を見張る係で、他のみんなは寝ているよ」

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谷沢「んー……でも、祐子は寝てない感じかな。聡美も起きてたと思う。有香は爆睡!」
内海「あははっ」

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谷沢「……七原君はね、まだ全然起きる感じじゃなかった」

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内海「……そう……」
谷沢「でも大丈夫だよ、きっと! あたし昨日、七原君を運んだでしょ? 心臓の音が伝わってきて……うまく言えないんだけど、ああ、大丈夫だなって思ったんだ」
内海「うん……」
谷沢「ねえ幸枝。この際告白っちゃいなよ、七原君が起きたらさ!」

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内海「え……?」
谷沢「まったぁ~。あたしに隠さなくったっていいじゃん。さっきあたしに一番の友達って言ったでしょー?」
内海「……///」

だが、あたしは隠し通すだろう。この想いを多分、永遠に――。

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谷沢「……きっ、昨日の演説だって堂に入ったもんだったじゃん。あれって七原君を助けたい一心だったわけでしょ?」
内海「演説?」
谷沢「ほら、”希望を共有しよう”だっけ?」

実際には七原君の収容に不安を漏らしたのは祐子だけではなかった。

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その時、幸枝が言ったのだ。

内海「あたしたちは希望を共有してここにいるのよ! もし目の前で傷付いてる人を助けなかったら、その希望はニセモノだったってことになるわ! 違う!?」

内海「――そうだね。ホンネは私情だろうね。そうでなければこうやって国境警備兵みたく銃を構えてる理由なんてないもんね」
谷沢「……」
内海「国家みたいだってあたしさっき言ったでしょ?」

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内海「実はあたし、少し前にお父さんとこの実験の話をしたんだ」
谷沢「そうなの!? 何か教えてくれたとか?」
内海「ううん……。お父さんは背広組で全然畑違いの仕事をしているし、仮に何か知っていても家族にだって教えちゃいけないはずよ。だけど三年生になればこれに選ばれる可能性がある――だから私はどうしても一度、お父さんに訊いておきたかった。”実験って何? 何のための中学生に殺し合いをさせたりするの?”……って」

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内海「だけどお父さんもそんなことは知らないって。ただお父さんはお父さんの”推測”を披露してくれたわ」
谷沢「推測……?」
内海「”恐怖の共有”」
谷沢「恐怖の……?」
内海「そう」

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内海「国家をまとめるためには敵がいるほうがいいんだって。ううん、敵がいなくても等しく困難を共有するのがいいんだって。それで、そのためにこれを作ったんじゃないかってお父さんは言うの。毎年たくさんの中学生が死んで、その犠牲を共有することで国家が一つになるんだって。だって敵国がいてそのために必要な実験で、中学生が死ぬわけだもの――今はあたしたちがね」

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谷沢「――そんな……そんなのばかげてる……!」
内海「そうよ、ばかげてる。そんな国ならないほうがいい。でも、お父さんは――実験自体はばかげてるとお父さんも思う。けど、国家を維持するのは大事なことだ……って」

天使ダイジェストも残り2回となりました。次回、内海パパの起こした行動とは? それに対して内海は? 更に自らの禁を破り、谷沢が天使たちの国境の象徴的なシーンを……? 次回に続く。
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by wishstar1208 | 2011-11-12 00:00 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 009

はい、天使たちの国境シリーズ、一応オリジナル色が最も強い部分で御座います(008、009が)。嫌われたと思ってたりした内海に、自分がそう思わせた理由の説明・言い訳をしたりする谷沢さん。痴漢された上に脅されて嘆く内海に、谷沢は――? 切りどころが厳しかったので、ここで一気にYC版での第三話区切りになってます。今回、長い!

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内海「悔しい……! 悔しいよ、はるか!」
谷沢「幸枝……」

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それであたしが余計に意識するようになったのは確かだ。

谷沢「そ……それでさ、なんか誰かに体触られるのって幸枝、嫌なんじゃないかと思って……」
内海「なにそれ!」

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内海「全然違うよ! 誰だか知らないいやらしい男の人と友達の女のコとじゃ!」
谷沢「お……っ、女だっていやらしい人いるかもよ!? (ここに……)」
内海「う~ん……。でもやっぱ違うね! 男の人ってさ、女より力強いわけじゃん。相手が抵抗できないと思って嫌がることするなんてサイテーだよ」

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谷沢「でもさ、女だってゴツイやつもいるわけじゃん。……あたしみたいのとか……」

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谷沢「あっあたし握力38キロもあるんだよ? それは右で、左は――」
内海「はるかは!」

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内海「はるかはごつくなんかないよ! そりゃあ背はあたしより高いけど、あたしなんかよりずっと繊細で女の子らしい……とってもきれいな女の子だよ!」
谷沢「!」
内海「自信持ちなよ!」
谷沢「そ……そんな……っ」
内海「でもそういうことなら納得した! これからはバンバン触っていいんだからね!」
谷沢「触ってって、幸枝……!」
内海「――まあ、これからがどれだけあるかアヤシイわけだけど……」

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このゲームには時間制限がある。たった一人が残るまでゲームは続くが、それ以前24時間にわたって誰も死ななければ……あたしたちの首にはめられたこの装置が爆発するのだという。

また、島は格子状のエリアに区切られており、定時のアナウンスで知らされる指定エリアから出なければ……同様に首輪は爆発する。動けるエリアはどんどん狭まっていく。つまり、ここもいつエリアの指定を受けるか分からないし、また仮に最後まで指定を受けずにほかのみんなが死んでしまって今ここにいる7人だけが残ったとしても――。

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7人が殺し合わない限り、24時間がタイムリミットだ。

つまり、あたしたちは絶望の中にいる。7人同時に死ぬか、それともクジ引きでもして6人が自殺して1人を生かすか――。

谷沢「(……もしそうなるなら幸枝に助かってほしい……。でもきっと……)」

幸枝は七原君が死ぬことには耐えられないだろう。

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あたしは幸枝が死ぬのは耐えられないのと同じように――。

内海「――とにかく、はるかがそんなこと気にしてくれてるなんて知らなかったからさ。いつまでもベタベタしたがるあたしの方がおかしいのかも知れない……とか。でもなんか寂しいなぁとか思って。だけど……」

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内海「昨日最初にはるかを見付けられてやっぱりすごく安心した。頼りになる。はるかがいなかったら他のみんなに声掛けるなんてできなかった気がする。やっぱりはるかはあたしの一番の友達だよ。なんかそういうの確認できるのって修学旅行っぽくない?」

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谷沢「――すごいね、やっぱ、幸枝は」
内海「すごい?」
谷沢「ハラが据わってるっていうかさ、こんな状況でそんなこと普通考えないよ」
内海「えー? そうかなぁ」
谷沢「そうだよー」

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だが、そういうところもまた、あたしが幸枝を大好きな理由のひとつなのだ――。

一番の友達だよ

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”友達”だよ(ズキン)

5月23日午後10時10分

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野田「誰よ!! 誰が毒を入れたのよ!」

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野田「あたしたちを殺そうとしたのは誰!?」

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松井「あ……あたし……あたし……」
野田「知里!! あんたなの!?」
松井「ちっ、違う! あたしもさっき味見したの!! でもなんともないよ!! 変だよこんなの……!!」

内海「銃を下ろして、聡美。これはなにかの間違いよ」
野田「!」

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野田「間違い……?」
谷沢「……」

というわけで次回010から、YC版最終回”希い”編突入ですん。
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by wishstar1208 | 2011-11-10 01:30 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 008

はい、そろそろ前説不要になった頃かと思います天使たちの国境ダイジェストシリーズ。今回から折り返しましてYC版第三話。前回は中川(有)が毒シチュー飲んで倒れたところで終わりましたが、今回はちょっと遡りまして前夜3時、内海と谷沢の見張りシーンからです。

5月23日午前3時20分

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谷沢「ちょっと、幸枝! 下で休んできなよ。さっきからうとうと、すっごく眠そう」
内海「でも……」
谷沢「私は一人で大丈夫だって! 信用ないなあ」
内海「……寝ないよ。だってこれ、修学旅行だし」
谷沢「え?」
内海「あたしさー」

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内海「はるかに嫌われたんじゃないかって……ちょっと思ったことがあってさ」
谷沢「えええ!? なんで!? そんなことないよぉ!」
内海「うん、わかってる。……けど、なんかよそよそしいっていうか、実はしばらくそんな気がしてたんだ」
谷沢「……」

実は思い当たるフシがないわけでもない。バレーボールでは試合中、チームメイト同士がやたらスキンシップを連発する。特に女子だと得点ごとのハグにハイタッチ――。

だがあたしは幸枝のことを意識するようになってから、どうにもそれが苦手になってしまった。

審判「ゲームセット、城岩!」

谷沢「やったやった、決勝進出!」
モブB「きゃーっ」

ぶっちゃけ、

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あたしには彼女の体に触れたい気持ちがはっきりとあった。 チームメイトとしてのそれではない、”触れたい”と感じていたのだ――”性的に”。

内海「はるか~! やったね~(はぁと)」

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内海「……っ ……は……はるか……?」
モブC「みんなー 集合だってさー」

だからこそ、

谷沢「あっ、はーい! 行こ! 幸枝!」
内海「う……うん」

だからこそ触れてはいけない気がしていた。

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きれいなものを、あたしなんかの手で汚したくなかったのだ。昨日(の出発合流時)はつい、我を忘れて抱きついてしまったけれど――。

谷沢「ち……っ、違うよ、それは……ほら、幸枝、言ってたじゃん」

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谷沢「その……チカンにあったって……しらばっくれられて脅されて、すごく悔しかったって……」
内海「……うん。でも、それが……?」

その話を聞いたのは、ちょうどあたしが自分の気持ちに気付いた頃で――。

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内海「やめて下さい!」
痴漢「な……」

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痴漢「なんだよ!! 冤罪だよ!! 勘弁してくれよ!! ねえ!! 俺ずっと両手で新聞持ってましたよねえ!! ねえ!?」
乗客「――ったく。やぁねぇ、最近のコは自意識箇条で……」
内海「!」

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内海「……その男……電車を降りていく時、囁いたのよ。あたしに――」
痴漢「今度、声をあげたら殺すぞ、クソガキ……!」

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その後、この痴漢は相馬か長瀬あたりに関わって殺されたのではないかと推測(オイ)

というわけで本日はここまで! 次回はレズハッピー回です(えー)
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by wishstar1208 | 2011-11-09 00:20 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 007

はい、こちらの007話でYCでの第2話は終了になります。んーっと、灯台に潜伏したはるか達の前に榊が現れて面子に加わり、更に傷付いた七原を収容したとこまででしたね。

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内海「はるか!! 光 漏れてるから窓を塞いで!」
谷沢「うん!!」
内海「知里!! 針と糸お願い!! あたしの私物のバッグに裁縫セットが入ってるから!!」
松井「わかった!」
内海「有香!! お湯まだある!? もし沸かすなら光が漏れないように注意して!!」
中川(有)「オッケー!!」
谷沢「――」
内海「七原君、しっかり!!」

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内海「もう大丈夫だからね!」

七原君は陽気で優しくてギターがうまくてスポーツもできて、しかも二枚目。当然ながら女子の間ではかなり人気が高い。

女子モブ「やっぱ七原君かっこいいよねー ねぇ、はるか!」
谷沢「え……! ……うん、そうだね……」

先に申し上げたようにあたしはヘンタイなので縁のない話なのだが――だが、この場合、どうあれ幸枝の意志を尊重しないわけにはいかなかった。

内海「七原君! 七原君!」

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内海「七原君……っ」

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1コマ目、これ完全に入ってるよね。

幸枝が七原君を好きなのを知っていたから。

谷沢「痛……っ いった~い ごめん、幸枝、あたしも……幸……?」

そして、

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あたしはその幸枝を好きなのだから。とても――。

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野田「大丈夫だって、祐子! あれじゃ七原君、当分動けないと思うもん。ね?」
榊「……」
野田「祐子? ねぇ、聞いてる?」
榊「……い 動けない 動かない 動けない……」

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5月23日 午後1時8分

中川(有)「どれどれ ちょっと味見!」

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榊「……!!」

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?「もー なにやってんの有香は~ ドジ(皿を落とした事に対して)ね~ ほら、早く片付けて……ゆ……有香……?」

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はるか「有香!?」
野田「どうしたの、有香!!」
?「きゃああああああ……!! 有香ー!!」

【灯台組女子 残り5人】

これにて本編折り返し! では本日はこれにて!
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by wishstar1208 | 2011-11-08 00:00 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 006

はい、天使たちの国境、まだ折り返してませんね。意外と長いな(汗)。前回は谷沢の回想で、灯台に潜伏先を決めた、ってとこまででしたね。その続きでっす。

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出入口にバリケードを作り、見張りの順番は何より最初に決めた。電気もガスも止められていたが水は付設のタンクに残っており、固定燃料を見つけて調理をした。

多分、内海「ねぇ、見てはるか 電池式の携帯ラジオ見つけちゃった。レトルトの食料に救急箱も! ここ結構揃ってるね」

もちろんその間も死体カウントは続いた。

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坂持「えー、発表しまーす。新井田くーん、千草さーん、南さーん。以上の友達が亡くなりましたー。あー、忘れてました。月岡くんもね~」

谷沢「……貴子……佳織……月岡君……」

そしてほどなく、二人のクラスメイトがここを訪れた。もちろん偶然通りかかったわけだが。

?「ねえ、見て! あれ祐子じゃない!? 祐子!」
榊「!?」
中川(有)「祐子!!」
谷沢「祐子!!」

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榊「ひ……あ あ あ きゃあああああああ!!」
谷沢「祐子!! 大丈夫よほらっ!!」
榊「きゃあああああ!!」
谷沢「静かに!! 静かに!! ね!?」

まず昨夜8時頃に榊祐子――祐子は半ば錯乱状態でほとんど「保護」といった按配だった。クラスでも大人しい気弱な祐子を仲間として迎えることに異論は出なかったが、もし祐子が銃を手にしていたら躊躇していたかもしれない。

中川(有)「武器は? これ(警棒)?」
榊「え……?」

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榊「うん これ これ……だけ だよ?」
中川(有)「ふーん」
松井「はるかなんてトンカチだったんだよね」
谷沢「ほんと! どうしろって言うのよねー でもさ、見てよこれ。バリケード作りには役立ってるでしょ?」
?「いえてるー(アハハハ)」
内海「……」

そしてその4時間ほどあと、あたしが見張りに立っている時だった。

谷沢「(銃声に)! 銃声!? あの時(日下+北野が撃たれた時)と同じ……!? ――また、どこかで誰かが……!」

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谷沢「え……!? な……何? 誰か倒れてる……斜面から滑り落ちて来た? あれは……あ……! 七原君!?」

七原君はひどい怪我をしていたが、ここに入れるかどうかで一悶着あった。外に出ること自体も問題だったが、それよりも――

谷沢「全然動かないよ! あたし見てくる!!」
野田「なに言ってるのよ、やった相手だって近くにいるかもしれないのよ!?」
谷沢「でも……」
内海「――2分、様子を見よう。それからあたしとはるかで行く!」
谷沢「!」
はるか「――わかった。じゃあ誰か上から援護をお願い……」
榊「ダメー!!」
谷沢「!?」

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榊「殺される! みんな殺されるわ!」

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なんでも祐子はその日の朝、七原君が大木立道を殺すのを見たらしい。大木君はナタで頭が割れていたそうだ――。

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内海「……!」

仮に見間違いでないとしても、ふだんの七原君という人を知っているあたしたちにはそれが事故だと考えるのが妥当なように思われた。だが、祐子は聞き入れなかった。

結局、カギをかけた部屋に閉じ込めることを条件にあたしたちは七原君を入れた。もっとも、閉じ込めたところで果たして目を覚ますかどうか――。

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一番ガタイのいいあたしは七原君を運んだのだが、七原君は大量の出血が続いていて、あたしもすっかり血で汚れてしまった。

谷沢「(やっぱり洗濯したいな……。お風呂にも入りたい……)」

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とにかく七原君を運び込み、手当てをした。

というわけで006終了! 次回でYC版での第2話終了、つまり折り返しになってくれそうですね。
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by wishstar1208 | 2011-11-06 18:50 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 005

はい、本日も気張って参りましょう、天使たちの国境005話。毒薬を取り出した榊で締めになった前回、はたして灯台組の運命やいかに? って、一つしかないですけどね(汗)。

5月23日午前3時15分

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分校を離れたあたしたち5人は、しばらく島を彷徨った。

それは途中、島の北端付近に出たときのこと――。

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谷沢「あれ、幸枝は?」
野田「この先、拓けてるから見てくるって」
谷沢「そんな! 危ないよ、一人でなんて。幸枝! 幸枝!?」

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谷沢「なんだろ……こんな所にシロツメ草が落っこちてる」
内海「はるか……今……今ね……」
谷沢「幸枝……? 幸枝!?」

幸枝が見たのは――クラスで一番のカップルだった山本和彦と小川さくら、二人が断崖から海へと身を踊らせた瞬間だった。

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きっとどうにかして待ち合わせたのだろう。ただ二人一緒にこの殺人ゲームから降りるために。

内海「ん……」

好きな人と一緒に死ねるのは幸せなことなんだろうか。

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幸枝は幸枝の好きな人を思い浮かべただろうか。

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結局あたしたちはこの灯台に辿り着き、誰もいないことを確かめると立てこもることに決めた。

……区切りが難しくてここ2回、短くてすみません>< 次回に続く!
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by wishstar1208 | 2011-11-04 23:49 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 004

というわけで天使たちの国境ダイジェスト004話、今回は本編?短めです(丁度YCでの第一話の区切りなんで^^;)。その分、最後にまとめいれております。

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5月23日午前11時32分

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榊「うう……う……う……けてっ! 誰か 助け……いやあああああああ!!!」

中川(有)「祐子? 今ぼーっとしてたよ? 大丈夫?」
榊「……え……あ……」

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松井「今からシチュー作るからね!」
中川(有)「そうそう! 温かいものお腹に入れれば落ち着くって」
野田「そりゃ、有香はねー。ふぁ……」
中川(有)「もー、なによそれーっ」

あはははは

榊「ハァ ハァ ハァ ハァ」

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榊「ハァ ハァ ハァ……ッ」

国家による実験・殺人プログラムが行われる中、女子生徒達は灯台で小さな国家を作っていた……。


というわけで1/4終了ですー。第一回という事もあって、原作のおさらい的な内容ばっかですね。そういう既存読者さんの為に、一つ、これからも継続意欲を持たせる何かを出したい結果の”谷沢同性愛”という事なのでしょうけれど……読了してから思い直してもとってつけた感が拭えない……(笑)。

ストーリーにその設定の必然性はなく、その設定によってエピソードがちょっと増やせたって程度のもののような気がします。あとは、七原君の話題の時にいちいち谷沢がそれっぽい反応を見せるのですけど、それはそれ以上のものにはならずでしたし。これがIFとなって灯台組が全滅しないで、七原・内海・谷沢を含めた面子でその後が描かれるなら話は変わってきたんですけどね^^;

ましてやその設定が灯台組壊滅の原因となったわけでもありませんし。そう考えるとむしろ野田があそこまで聞く耳もたないほど暴れた理由を描いた野田編でもあれば面白いかもしれませんね。

というわけで次回は005話、YC版での第二話に突入です!
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by wishstar1208 | 2011-11-04 02:47 | 天使たちの国境

見てわかる天使たちの国境 003

はいー、本日もちゃちゃっと参りましょう、天使たちの国境第三回。とはいえ今回も回想シーンな上に、目新しい描写はなし(汗)。

あらすじ:内海と夜の見張り中に実験開始直後の記憶を回想している谷沢。内海と合流して、仲間を集める事にした二人は――。

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谷沢「……もちろんこの状況が怖くないってわけじゃないよ。ほら、あの教室であのおっさんが言ってたじゃん」

『ほかのみんなはもうやる気になってるぞ~。な~? おまいら~?』

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谷沢「あの時のみんなの顔、怖かった……。でも一方で本当にクラスの誰かが誰かを殺そうとしたりするだろうかってまだ思ってるんだ。友美子と雪子のことだって……」

それは昨日の朝のこと。女子二人が山頂の展望台から「これ」の中止を呼び掛けたのだ。

友美子「みんなー、戦うのはやめてー! ここまで来てー! みんな戦いたくなんかないはずよー」
谷沢「知里! あの声、どこから」
松井「山の上だよ、あれは……友美子と雪――」

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一同「え……? 友美子!! 雪子!! きゃ-!!」

内海「……政府のサクラがやったのかもってこと? 見付からないよう兵士を配置して?」
谷沢「うん……」
内海「でも赤松君と新井田君のことがあったわ」

分校に戻ったあたしたちは、また死体を見ることになった。遠目には確認できなかったが、二人とも体に矢が刺さっていたと、最初に声をかけた中川有香に聞いた。直前に走り去った新井田和志が何か弓のようなものを持っていて――。

内海「赤松君は一番に出発したのに戻って来た……。その理由はあたしたちと同じだったと思う? だとしたら真弓が殺されていたわけは?」

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谷沢「戻って来た赤松君と天堂さんが鉢合わせしたってことは!? ほら、赤松君ってすっごく気が小さいっていうか……慌てて引き金を引いた可能性はない!?」
内海「結局引き金を引いたのなら同じことよ……。そして理由はどうあれ恐らく新井田君が赤松君を殺した。それに――……」
谷沢「……」

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谷沢「(それに、「祐子が言ってた七原君の事」……かな……)」

その状況もあって、あたしたちは女子に限定して声をかけることに決めた。

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間の男子は飛ばして、有香に、野田聡美、松井知里――。だが、次の南佳織はあたしたちを見て逃げ出してしまった。無理もない、このゲームでは二人以上でいるからといって敵意がないことの証明にはならない。次の瞬間、一方が裏切るかもしれない。あるいは双方が――。

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そして最後に出てきた矢作好美にはあたしたちは声をかけなかった。彼女は相馬光子率いる不良グループの一人である。ただそれだけの理由で。

谷沢「ここってやっぱ目立つんじゃないかなー。また誰か来そうな気がする」
内海「でも少なくとも誰かが近付いてきたらわかるわ」
谷沢「そりゃあ、そうだけど……」

内海「――国家、みたいだね」
谷沢「国家?」
内海「そう。あたしたち、ここに立て篭もって、誰を入れるか、それとも、誰を排除するか選んでる。ううん」

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内海「立て篭もる前にもう、矢作さんを排除した……!」

このゲームでは6時間ごとに誰が死んだかのアナウンスがある。

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矢作好美は昨日正午の放送で早々にその死を告げられていた――。

というわけで、004に続く。
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by wishstar1208 | 2011-11-03 00:05 | 天使たちの国境