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川田=もう一人の七原説?

本日もパパッと雑記更新! BRDは第15話更新です。新マスターズ登場、そして……と何気に重要な回だったりしますね。前回の最後で呼び出した虎ってどうなっちゃったの? って話ですけど、虎次が指示する暇すらなかったので剥製みたいにずっと待機していたのではないでしょうか(えー)。

突然ですが、川田いいですよね川田! 小説執筆のテンション上げる為にたまに原作見るのですが大好きです。独特の言い回しとか、ええ。好きな台詞は案外、雑談的な部分の会話だったりするのですが、

「俺は女の子をひいきするんだ。生まれつきそういうようにできているんだ」
「実はな、七原、俺もそう思う」
「いつの場合もそうだが、善人が救われるかっていうとそうじゃない。調子のいいやつのほうがうまくやっていくもんだ。でも、誰に認められてなくても失敗しても、自分の良心をきちんと保っているやつってのは偉いよ」


自分の中のトップ3(順不同)はここいらかな? 最初の台詞は典子さんにあげたお粥だけ卵が入っていた時(1個しかなかったんだ、から続く)で、二番目が七原の「やっぱりロックにはプラスの力があると思うよ」に対して、最後のは日下と北野に対しての川田なりの主観? ですかね。

特に二番目は短い台詞ながら大好きで、ていうのはデジタルな川田の意外な一面(のようで、よく見ると意外とこういう一面がある)が表されてるなーと。戻らない七原を心配する中川に対してもオカルト的な言い回しで「七原は戻ってくる。心配ない」と言ってますよね。気遣いなり、相手に合わせたという見方もあるけど、中川が熱を出した時のいざこざや、日下達が死んだ際の「終わった」発言からするに、(ご機嫌取りや揉め事回避の為に心にもない事は言わないと思う)川田の本心、妙な言い方をすればロマンチストな素の部分の一端だったのでは。

まあ、でも一度は「ロックにそんな力はないと思う」とか言って落としておいて、そこから「実は特別な力があると俺も思う」と持ち上げ直すとか、まるっきり御機嫌取りの見本市ですけどね(笑)! 例えば最初から川田が「俺はロックに特別な力があると思う」とか本音を言って、七原に「゜д゜ハァ? 何言ってんの? 音楽は音楽以上でも以下でもないっしょ?」とか予想外のドライさで返されたらまあ、死ぬほど恥ずかしいですよね川田的には(笑)。七原の意見を先に探るような言葉の運び方だったのは、そういった可能性を手探りで回避する手段だったのかも^^;

自分の中では川田は”もう一人の七原”だったのかもしれないと思ってます(七原は”三村に似てる気がする”って言ってましたけどw)。”俺にはもう何もない”発言があったけど、最初の実験序盤で親しい人間を失い、殺害現場を恋人に見られ(もう一人の七原というコンセプトなら、最初の殺害は七原の時同様、事故だったという解釈ができる)、再会時には恋人を失った。七原は杉村に会えたし、川田や中川と支え合い、実験の中でも守る物と希望がそこにあった。田口ロワのほうはともかく(苦笑)、原作では最後、兵士を射殺していますし、その点でも一つ二つ何かが違えば七原もあるいは川田のように、と考えたりもします。

漫画版のようにドライな理知的見解――漫画版川田の言う”出来損ないの脳”が大貫さんとの衝突の火種だったとしても、一方でその”出来損ないの脳”の別の一面こそが大貫さんが川田を愛し、二人を繋げてもいたのではないでしょうか。そしてそれは多分、七原のそれに似ているものだったんじゃないかなあと。田口ロワ13巻での川田の言葉をアレンジすると「川田と七原の根っこはそう変わらない」的な。

じゃあ最初の実験巻き込まれる前の川田って七原みたいな人間だったの? って話ですが、そこはやっぱり少なからず違ってる部分もあったでしょうし、その原因と考えられるのは――都会らしい神戸のスラム育ちの川田と、香川の孤児院で育った七原の育ちの違いだったのではないでしょうか。

ただ、一つだけ言える事があって、それは、

漫画版の二人この仮説は適応しません|=゜)
by wishstar1208 | 2011-01-28 15:16 | 通常雑記系
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